研究室紹介

研究室の特徴

本研究室の開講科目を中心に履修していくことで、一般社団法人社会調査協会によって認定・授与される、社会調査士および専門社会調査士の資格を取得できます。

実際の社会調査、なかでも大規模なアンケート調査については、研究室の共同プロジェクトとして行われます。その中での議論や共同作業を通じて、研究テーマや調査法(データの収集方法・分析方法)について学ぶことができます。

現在、本研究室で取り組まれているプロジェクトについては、「現在の研究プロジェクト」をご覧ください。

わたしたちの研究手法

調査手法

質問紙(アンケート)調査

対象者に質問紙を配布し、記入されたデータを集計し分析する。
本研究室では、個人情報の保護や集計作業の効率化をはかる観点から、紙の代わりにタブレット型PCを活用する事例も多く、デジタル化に必要なノウハウが蓄積されている。

SMS(Short Message Service)調査

ランダムに抽出した電話番号に対して、SMSメッセージによる調査を行う。固定電話保有率の低下傾向が続く中、RDDに代わる手法として注目されている。

参与観察

研究者が、その研究対象となる社会集団の活動に参加し、その内側から研究対象を把握する調査手法。本研究室では、計量分析を主たる方法とするとともに、こうした質的データの分析にも力を入れている。これらの分析には、QDA(Qualitative Data Analysis)ソフトやテキストマイニングを活用している。

分析手法

重回帰分析

ある要素の変化に、複数の要素がどのように関わっているかを知る分析手法のこと。

パネルデータ分析

ある個体(個人や企業など)を、複数の時点にわたって観察することによって構築されたデータを分析する手法のこと。

ネットワーク分析

個人や企業を一つの点(ノード)としてとらえ、そのノード同士の相互作用を分析する手法のこと。

サーベイ実験

研究対象者をランダムにグループ分けし、それぞれに異なる刺激(選択肢など)を与えることで、その刺激の効果を推定する手法のこと。